A Common Cultureに向けて
- 作者: 川端康雄,河野真太郎,佐藤元状,大貫隆史,秦邦生
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2011/09/30
- メディア: 単行本
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出ました。目白のK先生の尽力あってのものです、というのが実際のところで、冷や汗をかきっぱなしな感じだったのですが、手前味噌を承知で言うと、画期的な本になっていると思います。
とにもかくにもこれを読めば、20世紀後半から現代にかけてが、どういう時代であったのか、その手触りがつかめる教科書になっていると思います。
そうした「手触り」について、当然異論反論があると思うのですが、今後、そうしたやりとりを行うことで、共通の文化(a common culture)がさらに練り上げられていくことでしょう。
教科書としての特色をひとつあげるとすると、「これを学ばねばならないのは〈なぜ〉か」という問いに正面から答えることが可能な点があると思います。別な言い方をすると、胸を張って授業をできる、というか。
なお、現時点ではアマゾンで注文できないようですが、現物は刷り上がっているはずなので、そろそろ注文可能になると思われます。